女性はうつ病になりやすい?

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当院でも、うつ症状を訴えてこられる患者さんが多くいます。

その中でも女性が圧倒的に多く来院しています。

改めてうつ病について考えてみたいと思います。

うつ病ってどんな病気?

日本におけるうつ病の推移。

精神疾患により医療機関にかかっている患者数は、近年大幅に増加しており、平成23年は320万人と依然300万人を超えています。
内訳としては、多いものから、うつ病、統合失調症、不安障害、認知症などとなっており、 近年においては、うつ病や認知症などの著しい増加がみられます。厚生労働省HP引用

グラフを見ても分かるように、平成8年は43.3万人だったのが平成23年には95.8万人。

15年の間に2.2倍にも増加しています。

実際はうつ病でも病院に受診していない方も含めるともっと多くの患者さんがいる可能性がありますね。

厚生労働省HP引用

自殺者の中でも健康問題が一番多く、その中でもうつ病が4割以上を占めています。厚生労働省でも

「自殺・うつ病等対策プロジェクトチーム」を立ち上げて、積極的に取り組みが始まっています。

うつ病の定義。

抑うつ気分、抑うつ状態、うつ病
「憂うつである」「気分が落ち込んでいる」などと表現される症状を抑うつ気分といいます。抑うつ状態とは抑うつ気分が強い状態です。うつ状態という用語のほうが日常生活でよく用いられますが、精神医学では抑うつ状態という用語を用いることが多いようです。このようなうつ状態がある程度以上、重症である時、うつ病と呼んでいます。

厚生労働省HP

女性はうつ病になりやすいってホント?

うつ病になった人の男女比は女性が男性の約2倍だといわれています。

女性に多い理由として女性ホルモン関係していると考えられています。

月経周期、妊娠、更年期などエストロゲン、プロゲステロンなどの女性ホルモンの変動が激しくなりまます。エストロゲンは神経伝達物質のセロトニン、ノルアドレナリンを増やしドーパミンを減らすことで感情の調整にかかわっています。

「思春期の恋愛や友達関係に加え勉強。」

「初経によるホルモンバランスの変化。受験、就職への不安。」

「仕事の責任も増えてきて、なかなか休めない。結婚して生活が一変してなじめない。」

「なかなか赤ちゃんが授からず、不安と、焦りが募る不妊。」

「妊娠、出産、育児と心身共に変化が大きい。」

「産後のホルモン不安定時期による産後うつ。」

「閉経を迎えホルモンバランスが乱れる更年期。」

いろいろはライフイベントに伴うストレスが負荷となりうつ病にかかりやす状況が数多くあります。

一昔前では、産後、更年期などの女性の体の転換期に発症しやすい傾向にありましたが、

女性の社会進出進み、職場、家庭での負担が大きくなり仕事、家事、育児に介護といくつも

こなしていると負担が大きくなり、どの年代でもうつ病が発症する可能性が高まっていると

考えられます。

女性のうつ病は精神的、社会的な要因と女性ホルモンなどの生理的要因が複雑に絡み合って起きる

のです。

うつ病の具体的な症状

精神的な症状の他に体の症状も出てくることがあります。

耳鳴り、めまい、動悸、息切れ、過呼吸、下痢、便秘、お腹のハリ、吐き気、嘔吐、発汗、頻尿、排尿困難、生理痛、生理不順、頭痛、手足のしびれや冷え、喉のつかえ、喉の渇き、味覚障害、肩コリ、腰痛、関節痛など。

うつと鍼灸

心が病むと五臓が病む。また逆に五臓が病むと、その臓に属する精神が異変をきたす。

東洋医学では五行色体表があり五臓と五志の関係をあらわしたものである。

五臓
五志

いずれの感情も度が過ぎると所属する臓を傷めることになります。例えば、イライラし、怒りっぽくなると「肝」が傷つきます。思い込み過ぎると「脾」が傷つきます。

このように、感情と臓器は密接に関係していると考えています。うつ状態は、悩みや思いがうっ積したものであり、肝、脾、肺への気血の流れが滞って起きると考えられます。また「心」は精神状態や意識、意思活動を支配し、血脈を主っています。心は血液循環の原動力であり、気血のうっ積は心の機能も低下させます。結果的に精神症状が出てくると考えます。

鍼灸によってこの気血のうっ滞した状態を、気血が正常に流れる状態に戻してあげることで、精神状態を改善させます。

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